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YouTubeの翻訳機能とは?字幕・タイトル・音声で海外へ発信する方法
YouTubeで利用できる字幕の自動翻訳、タイトル・説明文の翻訳、複数言語音声、オートダビングについて解説します。海外向けに効果的な動画の種類や使い方、利用時の注意点もご紹介します。

YouTubeには、字幕を別の言語で表示する機能だけでなく、動画のタイトルや説明文を翻訳する機能、吹き替え音声を追加する機能などがあります。
これらを活用すれば、日本語で制作した動画を海外の視聴者へ届けやすくなります。
一方で、すべての日本語が自動的かつ正確に翻訳されるわけではありません。翻訳する部分や利用できる条件が機能ごとに異なるため、それぞれの特徴を理解して使い分けることが大切です。
この記事では、YouTubeの翻訳機能の種類、効果が期待できる動画、基本的な使い方、利用する際の注意点を解説します。
この記事で分かること
✓YouTubeで利用できる翻訳機能の種類
✓字幕の自動翻訳と自動字幕起こしの違い
✓翻訳機能と相性のよい動画
✓字幕・タイトル・説明文を翻訳する方法
✓複数言語音声とオートダビングの特徴
✓海外向け動画を制作するときの注意点
目次
- 1.YouTubeの翻訳機能とは
- 2.字幕の自動翻訳
- 3.タイトルと説明文の翻訳
- 4.複数言語音声
- 5.オートダビング
- 6.YouTubeの翻訳機能が効果的な動画
- 7.翻訳機能を利用する前に準備したいこと
- 8.YouTubeの翻訳機能の使い方
- 9.翻訳機能を利用するときの注意点
- 10.まとめ
1.YouTubeの翻訳機能とは
YouTubeの「翻訳機能」は、一つの機能だけを指すものではありません。
海外の視聴者へ動画を届けるために、主に次の機能を利用できます。
✓字幕の自動翻訳
✓タイトルと説明文の翻訳
✓複数言語音声
✓オートダビング
字幕の自動翻訳は、視聴者が表示する言語を選ぶ機能です。
タイトルと説明文の翻訳、複数言語音声の追加は、基本的に動画の投稿者がYouTube Studioから設定します。
オートダビングは、YouTubeがAIを使用して別の言語の吹き替え音声を生成する機能です。
それぞれ翻訳する部分や設定方法が異なるため、海外向けに動画を発信する場合は、どの情報を翻訳したいのかを最初に整理しましょう。
2.字幕の自動翻訳
字幕の自動翻訳は、動画の字幕を視聴者が選択した言語へ自動的に翻訳して表示する機能です。
たとえば、日本語字幕のある観光動画を、海外の視聴者が英語字幕に切り替えて見ることができます。
ここで注意したいのが、「自動字幕起こし」と「字幕の自動翻訳」は別の処理であることです。
自動字幕起こしとの違い
自動字幕起こしは、動画内の音声をYouTubeが認識し、同じ言語の字幕を生成する機能です。
日本語で話している動画であれば、音声をもとに日本語字幕が生成されます。その日本語字幕を別の言語に変換するのが自動翻訳です。
元になる日本語字幕に誤りがあると、翻訳後の字幕にも誤りが生じる可能性があります。
YouTubeの公式ヘルプでも、発音、アクセント、方言、雑音などが原因で正しく字幕が生成されないことがあるため、自動字幕起こしの内容を確認して修正するよう案内されています。
💡編集者のワンポイント
海外向けの動画を制作するときは、翻訳後の字幕だけでなく、翻訳の基礎になる日本語字幕を先に確認しましょう。人名、地名、商品名、専門用語を正しく整えることで、翻訳時の間違いを減らしやすくなります。
3.タイトルと説明文の翻訳
投稿者はYouTube Studioから、動画のタイトルと説明文を言語ごとに登録できます。
字幕を外国語に翻訳しても、動画のタイトルが日本語のままでは、海外の視聴者が動画の内容を判断しにくいことがあります。
翻訳したタイトルと説明文を登録することで、視聴者が自分の言語で動画を検索し、見つけられる可能性が高まります。
海外向けに動画を発信する場合は、次の3つをセットで考えることが大切です。
✓動画のタイトル
✓動画の説明文
✓動画内の字幕
タイトルは、元の日本語をそのまま直訳するだけでなく、翻訳先の国や地域で検索される言葉を考えて作成します。
説明文には、動画の内容、紹介している場所や商品、関連する情報などを簡潔に記載しましょう。
参考:自分の動画のタイトルと説明を翻訳する|YouTube ヘルプ
4.複数言語音声
複数言語音声は、1本の動画やYouTubeショートに、別の言語で収録した音声トラックを追加できる機能です。
視聴者は動画プレーヤーの設定から音声トラックを切り替えられます。
字幕を読みながら視聴する必要がないため、映像へ集中してもらいやすいことが特徴です。
ただし、複数言語音声は自動翻訳機能ではありません。投稿者側で翻訳と吹き替えを行い、完成した音声ファイルを用意してアップロードします。
YouTube公式ヘルプでは、複数言語音声機能は上級者向け機能を利用できる一部のクリエイターへ提供され、提供範囲を段階的に拡大していると案内されています。
また、長尺動画では、言語別のサムネイルを登録できる場合もあります。サムネイルに日本語を大きく入れている動画では、海外向けのサムネイルを別に用意することで内容が伝わりやすくなります。
サムネイルの役割や制作時のポイントについては、次の記事でも詳しく解説しています。
関連記事:YouTubeのサムネイルが重要な理由|クリックされるデザインのポイント
5.オートダビング
オートダビングは、YouTubeがAIを使用して、動画の吹き替え音声を自動生成する機能です。
投稿者が言語ごとの音声を一から収録しなくても、海外の視聴者へ別の言語の音声を届けられる可能性があります。
ただし、すべてのチャンネルや動画で、希望するすべての言語を利用できるとは限りません。対応状況は、動画の言語やチャンネルによって異なります。
また、自動生成された吹き替え音声には、次のような誤りが含まれる場合があります。
✓人名や地名の読み方
✓商品名や会社名
✓専門用語
✓数字や単位
✓話し手の意図や感情
✓日本語特有の言い回し
利用できる場合は、吹き替えを公開前に確認する設定も検討しましょう。
法律、医療、契約、商品の安全な使用方法など、正確性が特に求められる動画では、オートダビングだけに任せず、翻訳内容を確認できる人にチェックしてもらうことが重要です。
6.YouTubeの翻訳機能が効果的な動画
翻訳機能は、海外でも関心を持たれやすく、映像からも内容を理解しやすい動画で特に活用しやすくなります。
観光・地域紹介動画
観光地、温泉、宿泊施設、飲食店、祭り、伝統行事、自然などを紹介する動画は、海外の視聴者にも興味を持ってもらえる可能性があります。
タイトル、説明文、字幕を翻訳することで、日本旅行を検討している視聴者へ地域の魅力を伝えやすくなります。
地名や施設名は機械翻訳で表記が変わる場合があるため、自治体や施設が使用している正式な外国語表記を確認しましょう。
日本文化を紹介する動画
伝統工芸、神社仏閣、茶道、着物、郷土料理など、日本独自の文化を紹介する動画も翻訳機能と相性があります。
日本特有の言葉は、直訳だけでは意味が伝わらないことがあります。字幕や説明文に短い補足を加えると、背景を知らない視聴者にも理解してもらいやすくなります。
料理・商品レビュー動画
調理工程、商品の外観、組み立て方、操作方法などを映像で確認できる動画は、音声を完全に理解できなくても内容を追いやすいという特徴があります。
材料名、数量、温度、製品番号などを字幕で正しく表示すれば、海外の視聴者にも実用的な情報を届けられます。
ハウツー・教育・解説動画
ソフトウェアの操作方法、ものづくり、オンライン講座など、手順を映像で見せる動画にも翻訳機能を活用できます。
ただし、専門用語や数字を誤ると説明内容そのものが変わるため、字幕と翻訳文の確認が必要です。
企業・施設紹介動画
会社案内、工場紹介、施設案内、サービス紹介、採用動画なども、海外の取引先や外国人求職者へ情報を届ける際に活用できます。
誰に見てもらいたい動画なのかを先に決め、必要な言語から翻訳を始めると管理しやすくなります。
7.翻訳機能を利用する前に準備したいこと
翻訳機能の精度を高めるためには、動画を投稿した後の設定だけでなく、撮影や編集の段階から準備することが大切です。
音声を聞き取りやすくする
雑音が多い動画やBGMが大きすぎる動画では、YouTubeが音声を正しく認識できない場合があります。
マイクを話し手に近づけ、声とBGMの音量を調整しましょう。
複数人が同時に話すと字幕が正しく生成されにくくなるため、会話が重ならない進行も意識します。
音声やテロップを含め、視聴しやすい動画を制作するポイントについては、次の記事も参考にしてください。
関連記事:視聴される動画に共通する5つのポイント
元の日本語を分かりやすくする
一文が長い説明、主語が省略された会話、内輪だけで通じる表現は、翻訳したときに意味が伝わりにくくなることがあります。
海外向けの展開を予定している場合は、短く分かりやすい日本語で話すことも重要です。
固有名詞の一覧を用意する
人名、地名、会社名、商品名、サービス名などは、翻訳や自動字幕起こしで誤認識されやすい部分です。
動画内で使用する固有名詞と正しい表記を一覧にしておくと、字幕を確認するときに役立ちます。
8.YouTubeの翻訳機能の使い方
YouTubeの画面や機能は更新されることがあるため、実際の操作時にはYouTube公式ヘルプもあわせてご確認ください。
視聴者が字幕を自動翻訳する方法
1.動画プレーヤーの「字幕」をオンにする
2.歯車の形をした「設定」を開く
3.「字幕」を選択する
4.「自動翻訳」を選択する
5.表示したい言語を選ぶ
利用可能な字幕がない動画では、「自動翻訳」が表示されない場合があります。
投稿者がタイトルと説明文を翻訳する方法
1.YouTube Studioへログインする
2.左側のメニューから「字幕」を選択する
3.翻訳する動画を選択する
4.「言語を追加」を選択する
5.翻訳先の言語を選ぶ
6.「タイトルと説明」の追加アイコンを選択する
7.翻訳したタイトルと説明文を入力する
8.内容を確認して「公開」を選択する
投稿者が字幕を追加する方法
1.YouTube Studioへログインする
2.左側のメニューから「字幕」を選択する
3.字幕を追加する動画を選択する
4.「言語を追加」を選択する
5.追加する言語を選ぶ
6.「字幕」の「追加」を選択する
7.字幕ファイルのアップロード、自動同期、手動入力から方法を選ぶ
8.文章と表示タイミングを確認して公開する
9.翻訳機能を利用するときの注意点
YouTubeの翻訳機能は、海外へ動画を届ける入口として便利ですが、設定するだけで正確な海外向け動画が完成するわけではありません。
画面内のテロップは自動で翻訳されない
動画編集によって映像の中へ直接入れた日本語テロップは、YouTubeの字幕機能を使っても外国語へ書き換わりません。
重要な説明を日本語テロップだけで伝えている場合、海外の視聴者には内容が伝わらない可能性があります。
海外向けにも使用する動画では、字幕にも同じ情報を入れる、言語別に動画を編集するなどの対応を検討しましょう。
自動翻訳の内容をそのまま信用しない
自動翻訳では、文章として自然に見えても、本来の意味と異なる表現になることがあります。
特に次の情報は重点的に確認しましょう。
✓人名・地名・施設名
✓商品名・サービス名
✓金額・数量・日付
✓専門用語
✓注意事項
✓問い合わせ先
最初から多くの言語へ広げすぎない
複数の言語を一度に追加すると、翻訳内容の確認や更新に時間がかかります。
まずはYouTubeアナリティクスで視聴者の国や地域を確認し、需要が期待できる一つまたは二つの言語から始める方法が現実的です。
動画の目的に合わせて翻訳方法を選ぶ
映像を見れば内容を理解しやすい動画であれば、字幕とタイトルの翻訳から始められます。
長時間視聴してもらいたい解説動画や企業紹介動画では、複数言語音声や吹き替えも検討できます。
翻訳すること自体を目的にせず、誰に何を伝えたいのかを明確にして必要な機能を選びましょう。
まとめ
YouTubeでは、字幕の自動翻訳、タイトルと説明文の翻訳、複数言語音声、オートダビングなどを利用できます。
観光・地域紹介、日本文化、料理、商品レビュー、ハウツー、企業紹介などの動画は、翻訳機能を活用することで海外の視聴者へ届けられる可能性があります。
ただし、自動字幕起こしや自動翻訳には誤りが生じることがあります。元になる日本語字幕を確認し、固有名詞、専門用語、数字などを修正することが大切です。
また、動画内へ直接入れた日本語テロップは、YouTubeの字幕機能では自動的に翻訳されません。海外向け動画では、撮影・音声・字幕・テロップ・タイトルまで含めて準備する必要があります。
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