YouTube動画にOP・EDは必要?入れるメリットと作り方

YouTube動画のOP・EDは、すべての動画に必要なものではありません。入れるメリットや適切な長さ、作り方、YouTube終了画面を活用するときのポイントを解説します。

COLUMN

YouTube動画にOP・EDは必要?入れるメリットと作り方

YouTube動画のOP・EDは、すべての動画に必要なものではありません。入れるメリットや適切な長さ、作り方、YouTube終了画面を活用するときのポイントを解説します。

YouTube動画にOP・EDは必要か、入れるメリットと作り方を紹介するアイキャッチ画像

YouTube動画を制作するとき、「最初にOPを入れた方がよいのか」「本編の後にEDを作る必要があるのか」と迷うことがあります。

OPには、チャンネル名や企業名を覚えてもらい、動画の世界観を統一する役割があります。EDは、関連動画や再生リスト、チャンネル登録など、動画を見終えた視聴者に次の行動を案内するために活用できます。

ただし、OP・EDはすべての動画に必要なものではありません。

長いOPを毎回入れると、本題が始まる前に視聴者が離脱する可能性があります。短い動画やYouTube Shortsでは、独立したOP・EDを入れない方がテンポよく見られることもあります。

大切なのは、何となくOP・EDを追加するのではなく、動画の目的、長さ、視聴者、チャンネルの見せ方に合わせて判断することです。

この記事では、YouTube動画にOP・EDを入れるメリット、適切な長さ、必要な要素、基本的な作り方、入れなくてもよい動画について解説します。YouTubeの終了画面を活用するときの注意点や、動画編集会社へ制作を依頼する際に伝えたい内容も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事で分かること

✓ YouTube動画のOP・EDが持つ役割
✓ OP・EDを入れるメリット
✓ OP・EDが必要な動画と、なくてもよい動画
✓ OP・EDの適切な長さと入れる位置
✓ OP・EDへ入れたいロゴ・文字・音の考え方
✓ YouTube終了画面を活用する方法
✓ OP・EDを制作するときの注意点
✓ 動画編集会社へ依頼するときに伝える内容

目次

  • 1.YouTube動画のOP・EDとは
  • 2.YouTube動画にOP・EDは必要?
  • 3.YouTube動画にOPを入れるメリット
  • 4.YouTube動画にEDを入れるメリット
  • 5.OP・EDの長さと入れる位置
  • 6.OP・EDを入れなくてもよい動画
  • 7.YouTube動画のOP・EDの作り方
  • 8.OP・EDを制作するときの注意点
  • 9.OP・EDの制作を外注するときに伝えること
  • 10.まとめ

1.YouTube動画のOP・EDとは

OPは動画の冒頭に入れる短い映像、EDは本編が終わった後に入れる締めの映像です。

テレビ番組やアニメのような長い映像だけを指すものではありません。ロゴやチャンネル名を数秒表示する短いアニメーションもOPに含まれます。

EDも、長いスタッフロールを流す必要はありません。視聴へのお礼を伝えたり、関連動画やチャンネル登録を案内したりする数秒の映像もEDとして使用できます。

OPの主な役割

OPは、視聴者にチャンネルや動画の印象を伝え、本編が始まることを知らせる役割があります。

企業のYouTubeチャンネルでは、会社のロゴ、ブランドカラー、短いキャッチコピーを使用することで、企業が正式に発信している動画であることを示せます。

個人のYouTubeチャンネルでも、毎回同じ音やロゴを使用すると、視聴者にチャンネルを覚えてもらいやすくなります。

✓ チャンネル名や企業名を伝える
✓ チャンネルの世界観を印象づける
✓ 動画やシリーズに統一感を持たせる
✓ 本編が始まるタイミングを伝える
✓ 動画のテーマやシリーズ名を表示する

EDの主な役割

EDは、動画を見終えた視聴者へ、次に見てほしい動画や取ってほしい行動を案内する役割があります。

YouTubeでは、動画の最後に「終了画面」を設定できます。終了画面を利用すると、関連動画、再生リスト、チャンネル登録などの要素を表示できます。

企業の動画では、サービス名や問い合わせ方法を表示し、詳しい情報を概要欄から確認してもらう方法もあります。

✓ 視聴へのお礼を伝える
✓ 関連動画を紹介する
✓ 再生リストへ誘導する
✓ チャンネル登録を案内する
✓ 企業名やサービス名を再度表示する
✓ 概要欄や問い合わせ先を案内する

OPは「誰の、どのような動画なのか」を伝える部分、EDは「視聴後に何をしてほしいのか」を伝える部分と考えると、それぞれの役割を整理しやすくなります。

2.YouTube動画にOP・EDは必要?

YouTube動画にOP・EDを必ず入れなければならないという決まりはありません。

OP・EDを入れるかどうかは、動画の目的、長さ、ジャンル、視聴者が動画を見る理由に合わせて判断します。

例えば、企業紹介、商品・サービス紹介、インタビュー、教育・解説など、一定の長さがある動画では、短いOPによって企業名やシリーズ名を伝えられます。本編終了後にEDを入れれば、関連動画や次の情報も案内できます。

一方で、視聴者が特定の答えを求めている検索回答型の動画では、長いOPよりも先に結論を伝えた方が見やすくなります。

YouTube Shortsや短い告知動画も、数秒のOPを入れることで本編の割合が少なくなり、テンポを損なう場合があります。

OP・EDを入れる目的を先に決める

「ほかのチャンネルにも入っているから」という理由だけでOP・EDを作ると、動画の内容に合わない映像になる可能性があります。
制作前に、OP・EDで何を伝えたいのかを明確にしましょう。

✓ チャンネル名を覚えてもらいたい
✓ 企業やサービスのイメージを統一したい
✓ シリーズ動画であることを伝えたい
✓ 関連動画を続けて見てもらいたい
✓ チャンネル登録を案内したい
✓ 概要欄や問い合わせ方法を伝えたい

目的が「チャンネル名を覚えてもらうこと」であれば、ロゴと短い音を数秒表示するだけでも十分です。

関連動画へ誘導したい場合は、EDの背景を作るだけではなく、YouTubeの終了画面を表示する時間とスペースまで考えて編集する必要があります。

本編の見やすさを優先する

OP・EDを入れる場合でも、動画の中心は本編です。

OPの演出が目立っていても、本編までの待ち時間が長ければ、視聴者が見たい情報へたどり着く前に動画を閉じる可能性があります。

EDも、本編がまだ続いているように見える状態で長く表示すると、視聴者に「もう見る内容がない」と判断されることがあります。

OP・EDの見栄えだけを考えるのではなく、本編とのつながり、動画全体の長さ、視聴者が知りたい情報へ入るタイミングを確認しましょう。

3.YouTube動画にOPを入れるメリット

チャンネル名や企業名を覚えてもらいやすい

OPでチャンネル名、企業名、ロゴを継続して表示すると、視聴者が発信元を覚えやすくなります。

動画ごとに内容や撮影場所が変わっても、同じロゴや音が入ることで、同じチャンネルの動画であることを認識してもらえます。

企業のYouTubeでは、動画がSNSやWebサイトなど別の場所で共有された場合にも、OPによって企業名を伝えられることがメリットです。

動画やシリーズに統一感が生まれる

OPに使用する色、フォント、音、動きを揃えることで、チャンネル全体に統一感が生まれます。

会社紹介、商品紹介、採用、インタビューなど複数の動画を公開する場合も、共通するOPがあると、一つの企業やチャンネルが発信している動画としてまとめやすくなります。

ただし、すべての動画にまったく同じ長いOPを入れる必要はありません。

通常の動画では共通OPを使用し、YouTube Shortsではロゴだけを短く表示するなど、動画の形式に合わせて使い分ける方法もあります。

動画のテーマを分かりやすく伝えられる

シリーズ名や動画のテーマをOPに表示すると、視聴者がどのような内容の動画なのかを理解しやすくなります。

例えば、インタビュー動画では出演者名、解説動画ではシリーズ名、採用動画では職種や部署名を短く表示できます。

ただし、OPの中で動画内容を詳しく説明しようとすると、文字量が多くなります。OPは本編の代わりではないため、表示する情報を一つか二つに絞りましょう。

本編へ切り替わるタイミングを伝えられる

冒頭で見どころや今回のテーマを紹介した後に短いOPを入れると、視聴者へ本編が始まるタイミングを伝えられます。

構成の例は次のとおりです。

1.見どころや結論の一部を先に見せる
2.今回の動画内容を短く伝える
3.2~5秒程度のOPを入れる
4.本編を始める

動画の最初から長いOPを流すよりも、先に見どころを伝えることで、視聴者が内容を理解したうえで本編へ進みやすくなります。

YouTubeでは、動画開始から30秒後まで視聴を続けた人の割合を、視聴者維持率の「イントロ」で確認できます。

冒頭の離脱が多い場合は、OPを短くする、見どころを先に出す、タイトルやサムネイルと本編の内容を合わせるなどの見直しが必要です。

参考:YouTubeヘルプ「視聴者維持率の重要なシーンを測定する」

4.YouTube動画にEDを入れるメリット

関連動画や再生リストへ誘導できる

EDを入れることで、動画を見終えた視聴者へ、次に見てほしい動画を案内できます。
視聴した動画と関係の深い内容を紹介すれば、視聴者がチャンネル内の動画を続けて見やすくなります。

例えば、スマートフォンでの撮影方法を解説した動画のEDでは、スマートフォン動画の編集方法や、撮影した動画を外注する際のポイントを紹介した動画へ誘導できます。
一つのテーマを複数の動画に分けている場合は、再生リストを案内する方法も効果的です。

EDで案内する動画は、単に再生回数を増やしたい動画ではなく、本編を見た視聴者が次に知りたい内容を選びましょう。

チャンネル登録を自然に案内できる

本編の途中でチャンネル登録を何度も呼びかけると、動画の内容へ集中しにくくなることがあります。
EDであれば、本編を最後まで見た視聴者へ自然な流れで登録を案内できます。

ただし、「チャンネル登録をお願いします」と表示するだけでは、登録する理由が伝わりません。
今後どのような動画を公開するのか、登録すると何を知ることができるのかを短く添えると、視聴者が判断しやすくなります。

✓ 動画編集のポイントを定期的に紹介します
✓ 商品の使い方や活用事例を紹介します
✓ 次回は今回の内容をさらに詳しく解説します
✓ 新しい動画を見逃さないように登録をお願いします

案内文を長くすると読み切れないため、動画の内容やチャンネルの特徴が伝わる一文に絞りましょう。

企業名やサービスをもう一度伝えられる

企業のYouTube動画では、EDに会社名、ロゴ、サービス名などを表示することで、動画の発信元をもう一度伝えられます。
本編の内容に興味を持った視聴者へ、公式サイトや概要欄を案内することもできます。

ただし、YouTubeの終了画面から外部サイトへリンクする機能には利用条件があります。
外部リンクを直接表示できない場合は、動画内で概要欄を案内し、概要欄に公式サイトや問い合わせページのURLを記載する方法があります。

会社名、電話番号、URL、二次元コードなどを一度に表示すると、短いEDの中では確認しにくくなります。
視聴者に取ってほしい行動を一つに絞り、必要な情報を見やすく配置しましょう。

YouTubeの終了画面を活用できる

YouTubeの終了画面では、動画の最後に関連動画、再生リスト、チャンネル登録、別のチャンネルなどを表示できます。
標準的な16:9の動画では、最大4つの要素を配置できますが、表示できる数をすべて使う必要はありません。

要素を増やしすぎると、視聴者がどれを選べばよいのか分かりにくくなります。
関連動画を一つまたは二つに絞り、チャンネル登録と組み合わせるなど、目的に合わせて配置しましょう。

終了画面を追加できるのは、動画の最後の5~20秒です。
終了画面を使用する動画は25秒以上の長さが必要で、子ども向けとして設定された動画などでは利用できない場合があります。

参考:YouTubeヘルプ「動画に終了画面を追加する」

5.OP・EDの長さと入れる位置

OP・EDに、すべての動画へ当てはまる決まった長さはありません。
動画の長さ、内容、視聴者、表示する情報に合わせて調整します。

長すぎるOPは本題までの離脱につながり、短すぎるEDは案内を読み切れない原因になります。
秒数だけで決めるのではなく、実際に再生して、文字を無理なく読めるか、本編のテンポを損なっていないかを確認しましょう。

OPは2~5秒程度を目安にする

一般的なYouTube動画では、OPを2~5秒程度に収めると、チャンネル名やロゴを見せながら早く本編へ移れます。
動きのあるロゴや短いキャッチコピーを入れる場合でも、長くて5~8秒程度を一つの目安にします。

これはYouTubeが定めている秒数ではなく、本題を待つ時間が長くなりすぎないための制作上の目安です。
視聴者がすでにチャンネルを知っている場合は、毎回同じOPを長く見せる必要はありません。

✓ ロゴだけを表示する場合は2~3秒程度
✓ チャンネル名や短いコピーを加える場合は3~5秒程度
✓ 動きのある演出を使用する場合も5~8秒程度まで
✓ 短い動画ではOPをさらに短くするか省略する

OPの途中で読み終わる前に文字が消える場合は、文字を増やすのではなく、表示する内容を減らして調整します。

見どころを先に見せてからOPを入れる

動画の最初からOPを流す以外に、本編の見どころや結論の一部を先に見せ、その後にOPを入れる構成があります。

最初に視聴者が知りたい内容を示すことで、動画を開いた直後に「何が分かる動画なのか」を伝えられます。
その後に短いOPを入れれば、本編への期待を保ちながら、チャンネル名や世界観も見せられます。

構成例

1.本編の見どころや結論の一部を見せる
2.今回の動画で分かることを短く伝える
3.2~5秒程度のOPを入れる
4.本編を始める

商品レビューでは使用中の様子、旅行動画では印象的な風景、解説動画では結論の一部を先に見せるなど、ジャンルに合わせて冒頭を作りましょう。

EDは5~15秒程度を目安にする

EDは、視聴へのお礼や関連動画の案内を確認できるように、5~15秒程度を一つの目安にします。
YouTubeの終了画面を使用する場合は、動画の最後の5~20秒に要素を配置できるように編集します。

EDが短すぎると、関連動画のタイトルや案内文を読む前に動画が終わってしまいます。
反対に、動きのない画面が長く続くと、視聴者が終了画面を見る前に離脱する可能性があります。

EDの背景にも、軽い動き、短いメッセージ、本編とつながる音声などを入れると、動画が完全に終わったように見えにくくなります。
ただし、終了画面の要素より背景が目立たないように調整しましょう。

💡編集者のワンポイント
終了画面を使用するEDでは、関連動画を表示する場所へ重要な文字やロゴを置かないようにします。
編集を始める前に、関連動画とチャンネル登録をどこへ表示するか決めておくと、完成後に文字や人物と重なる失敗を防げます。

毎回同じ長さにする必要はない

共通のOP・EDを制作しても、すべての動画へ同じ形で入れる必要はありません。
動画の種類に合わせて、通常版と短縮版を用意する方法があります。

✓ 通常の長尺動画にはロゴとコピーを入れたOP
✓ 短い動画にはロゴだけを表示する短縮版
✓ YouTube Shortsには画面の隅へ短くロゴを表示
✓ シリーズ動画にはシリーズ名を加えたOP
✓ 告知動画には公開日やイベント名を加えたED

複数の形式を用意しておけば、チャンネルの統一感を保ちながら、動画ごとのテンポにも合わせられます。

6.OP・EDを入れなくてもよい動画

OP・EDを入れないことは、制作上の不足ではありません。
動画の目的によっては、独立したOP・EDを省略した方が、本編を見やすくできる場合があります。

YouTube Shorts

YouTube Shortsは、動画が表示されるとすぐに再生が始まり、視聴者は画面をスワイプして次の動画へ移動できます。
冒頭に数秒のOPを入れると、内容が始まる前に視聴者が離れる可能性があります。

Shortsでは、最初から映像や結論を見せ、必要であれば画面の隅にロゴやチャンネル名を短く表示する方法が適しています。
EDも独立した映像を長く入れず、本編の最後に短い案内を重ねる程度にすると、動画のテンポを保てます。

検索回答型・ハウツー動画

特定の質問やトラブルの解決方法を探している視聴者は、できるだけ早く答えを知りたいと考えています。

「設定方法を知りたい」「エラーを解決したい」といった検索回答型の動画では、冒頭で結論や完成後の状態を見せ、そのまま説明へ入る方法が適しています。
OPを使用する場合も、ロゴを一瞬表示する程度に抑えましょう。

速報性の高い動画

ニュース、イベント情報、緊急のお知らせなど、情報の早さが求められる動画では、長いOPよりも先に要点を伝える必要があります。

冒頭で何が起きたのか、いつの情報なのか、視聴者に何を確認してほしいのかを伝えます。
企業のお知らせ動画では、会社名をテロップで表示すれば、独立したOPを作らなくても発信元を示せます。

ASMR・定点作業動画

ASMR動画や定点撮影の作業動画は、音や映像の雰囲気を途切れさせずに見せることが重要です。

大きな効果音や派手なアニメーションを使用したOPを入れると、視聴者が期待する落ち着いた雰囲気を損なう場合があります。
必要であれば、静かな音に合わせてロゴを表示する、映像の上へチャンネル名を重ねるなど、本編になじむ方法を選びます。

Vlogや本編から自然に始めたい動画

Vlog、旅行動画、料理動画などでは、冒頭から会話や風景を見せることで、視聴者が動画の中へ入りやすくなります。

独立したOPを入れず、最初の映像へタイトルやロゴを重ねれば、本編の流れを止めずに動画名やチャンネル名を伝えられます。
動画の雰囲気を優先したい場合は、OPとして別の映像を追加するのではなく、本編の一部をOPのように使用する方法も検討しましょう。

OP・EDを省略するときの代替方法

独立したOP・EDを入れない場合でも、チャンネル名や関連動画を案内する方法はあります。

✓ 本編の映像へロゴを短く重ねる
✓ 冒頭のテロップで動画のテーマを伝える
✓ 本編の最後に関連動画を音声で案内する
✓ 概要欄に関連動画や再生リストを記載する
✓ 固定コメントで次に見てほしい動画を紹介する
✓ 本編の最後の映像にYouTube終了画面を重ねる

OP・EDを入れるかどうかではなく、視聴者に必要な情報が伝わり、本編を見やすい構成になっているかを基準に判断することが大切です。

7.YouTube動画のOP・EDの作り方

OP・EDは、見た目のデザインから考えるのではなく、目的と入れる情報を整理してから制作します。
使用する動画、視聴者、長さ、今後も共通素材として使うかを先に決めることで、必要な文字や演出が分かりやすくなります。

OP・EDの目的を決める

最初に、OP・EDを入れる目的を一つずつ決めましょう。

OPでは、チャンネル名や企業名を覚えてもらう、シリーズ動画であることを伝えるなど、冒頭で必要な役割を整理します。
EDでは、関連動画を見てもらう、チャンネル登録を案内する、概要欄からサービスサイトを確認してもらうなど、視聴後の行動を決めます。

✓ チャンネル名や企業名を覚えてもらう
✓ 動画やシリーズに統一感を持たせる
✓ チャンネルの世界観を伝える
✓ 関連動画や再生リストへ誘導する
✓ チャンネル登録を案内する
✓ 概要欄や問い合わせ方法を伝える

伝えたい内容が複数ある場合も、すべてを同じ大きさで表示するのではなく、最も重要なものを一つ決めます。

OPへ入れる要素を決める

OPには、チャンネルや企業を認識してもらうための要素を入れます。

✓ ロゴ
✓ チャンネル名または企業名
✓ 短いキャッチコピー
✓ 動画やシリーズの名称
✓ ブランドカラー
✓ 短いBGMや効果音

ロゴ、チャンネル名、キャッチコピーをすべて大きく表示すると、視線が分散します。
ロゴを中心にする、チャンネル名を最も大きくするなど、情報の優先順位を決めましょう。

キャッチコピーは、OPの短い時間でも読める長さにします。
会社の理念やサービス内容を詳しく説明する文章ではなく、動画やチャンネルの特徴が伝わる短い言葉に絞ります。

EDで案内する内容を決める

EDでは、動画を見終えた視聴者に何をしてほしいのかを考えます。

✓ 関連動画を見る
✓ 再生リストから続けて視聴する
✓ チャンネル登録をする
✓ 動画の感想をコメントする
✓ 概要欄から詳しい情報を確認する
✓ 公式サイトや問い合わせページを確認する

関連動画、チャンネル登録、コメント、公式サイトなどを一度に案内すると、視聴者がどれを選べばよいのか分かりにくくなります。
本編の内容と最も関係の深い行動を優先しましょう。

商品紹介動画であれば概要欄の商品ページ、解説動画であれば関連動画、シリーズ動画であれば次の動画や再生リストを案内するなど、動画ごとに内容を変える方法もあります。

ブランドカラーとフォントを揃える

企業のOP・EDでは、Webサイトや会社案内で使用している色、ロゴ、フォントを取り入れると、企業としての統一感を出せます。

個人のYouTubeチャンネルでも、テーマカラーや文字の使い方をある程度揃えることで、「このチャンネルの動画だ」と気づいてもらいやすくなります。

ただし、ブランドカラーをすべて同じ面積で使用する必要はありません。
背景、文字、線、光など、色ごとに役割を分けると、ロゴやチャンネル名を見やすくできます。

文字は、スマートフォンでも読める大きさにします。
装飾の多いフォントは短い言葉の強調に使用し、会社名や案内文には読みやすいフォントを選びましょう。

BGMと効果音を選ぶ

OP・EDの音は、チャンネルの印象を作る重要な要素です。

明るいチャンネルには軽快な音、企業の解説動画には落ち着いた音、ゲーム動画にはテンポのある効果音など、動画の内容に合うものを選びます。

OPとEDで同じ音や似たメロディーを使用すると、動画の始まりと終わりに統一感を持たせられます。
ただし、本編より音量が大きくならないように調整が必要です。

共通部分と変更部分を分ける

複数の動画で使用するOP・EDは、毎回作り直さなくてもよいように、共通素材として制作できます。

ロゴ、チャンネル名、ブランドカラーなどは共通部分として固定し、動画タイトル、出演者名、関連動画の案内などは変更できる形にします。

✓ 毎回共通する部分:ロゴ、チャンネル名、色、基本の動き
✓ 動画ごとに変更する部分:タイトル、出演者名、シリーズ名
✓ EDで変更する部分:関連動画、次回予告、案内文

最初から変更する箇所を決めておけば、新しい動画を制作するときにも再利用しやすくなります。

8.OP・EDを制作するときの注意点

BGMや効果音の著作権を確認する

市販の楽曲やインターネット上で見つけた音源を、許可なくOP・EDへ使用することはできません。

「フリー素材」と書かれている音源でも、商用利用、YouTubeでの使用、収益化、加工、クレジット表記などに条件が設けられている場合があります。
ダウンロードする前に利用規約を確認し、使用した音源とライセンスの情報を保存しておきましょう。

YouTubeオーディオライブラリでは、YouTube Studioから音楽や効果音を探せます。
一部の音源には帰属表示が必要なため、各音源のライセンス条件を確認して使用します。

参考:YouTubeヘルプ「オーディオライブラリの音楽と効果音を使用する」

ロゴや画像を使用できる権利を確認する

OP・EDへ使用するロゴ、写真、イラスト、映像素材についても、動画で使用できる権利が必要です。

企業のロゴを使用する場合は、正式なデータと使用ルールを確認します。
商品、施設、キャラクター、第三者が制作した画像などを使用するときは、YouTube動画への掲載や商用利用が認められているか確認しましょう。

動画編集会社へ素材を渡す場合も、依頼者側で使用できる権利を確認したうえで提供する必要があります。

本編との音量差を大きくしない

OP・EDだけ音量が大きいと、視聴者が驚いたり、再生中に音量を調整したりする原因になります。

BGM、効果音、ナレーション、本編の会話を続けて再生し、切り替わる部分に不自然な音量差がないか確認しましょう。
イヤホンだけでなく、スマートフォンやパソコンのスピーカーでも聞こえ方を確認すると安心です。

ASMR、朗読、落ち着いた解説など、静かな音が中心の動画では、一般的なOPの効果音でも大きく感じることがあります。
動画のジャンルに合わせて音量と音の種類を調整しましょう。

スマートフォンで文字の大きさを確認する

OP・EDをパソコンの編集画面だけで確認すると、文字やロゴが十分に大きく見えることがあります。

YouTubeではスマートフォンの小さな画面で視聴されることも多いため、完成した映像を縮小して確認しましょう。

✓ チャンネル名を無理なく読めるか
✓ 細い文字が背景へ埋もれていないか
✓ 文字を表示する時間が短すぎないか
✓ ロゴの周囲に十分な余白があるか
✓ 重要な情報が画面の端へ寄りすぎていないか
✓ 終了画面の要素と文字が重ならないか

文字を読ませるためにEDを長くするのではなく、表示する文章を短くすることも必要です。

終了画面を置くスペースを空ける

EDの背景を制作するときは、YouTubeの終了画面をどこへ表示するか決めておきます。

人物の顔、ロゴ、案内文などを画面全体へ配置すると、関連動画やチャンネル登録の要素を置く場所がなくなります。
完成後に無理に終了画面を重ねると、文字や画像が隠れてしまいます。

編集前に仮の枠を置き、関連動画のサムネイルや登録ボタンを表示した状態でデザインを確認しましょう。

演出を増やしすぎない

OP・EDでは、ロゴアニメーション、光、文字の動き、BGM、効果音など、さまざまな演出を使用できます。

しかし、すべてを同時に入れると、最も伝えたいチャンネル名や案内が目立たなくなります。
企業の動画では信頼感、ゲーム動画では楽しさ、ASMRでは落ち着きなど、動画の雰囲気に合う演出を選びましょう。

OP・EDだけが本編とかけ離れたデザインにならないように、動画全体の色、文字、音とのつながりも確認します。

長いOPを毎回使用し続けない

チャンネルを始めたときに制作したOPが、現在の動画にも合っているとは限りません。

公開後はYouTube Studioで視聴者維持率を確認し、OPの部分で大きな離脱が起きていないかを見直しましょう。
離脱が多い場合は、OPを短くする、見どころを先に見せる、ロゴだけの短縮版へ変更するなどの改善が考えられます。

視聴者維持率に下がりが見られても、必ずしもOPだけが原因とは限りません。
タイトルやサムネイルから期待した内容と冒頭が合っているか、説明が長くなっていないかもあわせて確認しましょう。

9.OP・EDの制作を外注するときに伝えること

OP・EDの制作を動画編集会社へ依頼するときは、「かっこよく」「明るく」といった雰囲気だけでなく、動画の目的や視聴者も伝えることが大切です。

必要な情報が不足していると、見た目は整っていても、チャンネルの雰囲気や動画の使い方に合わないOP・EDになる可能性があります。

動画とチャンネルの目的

最初に、どのような動画で使用するOP・EDなのかを伝えます。

✓ 企業の商品・サービス紹介
✓ 採用や社員インタビュー
✓ セミナーや教育・解説
✓ ゲーム実況
✓ Vlogや旅行動画
✓ 商品レビュー
✓ ASMRや朗読
✓ YouTube Shorts

同じ企業動画でも、取引先へ見せる会社紹介と、求職者へ見せる採用動画では、適した色、音、言葉が異なります。

想定している視聴者

年齢、立場、動画を見る目的など、想定している視聴者を共有します。

企業担当者へ見てもらう動画であれば信頼感、初心者向けの解説動画であれば親しみやすさ、若い視聴者向けのエンタメ動画であればテンポなど、視聴者によって見せ方が変わります。

細かな人物像を作る必要はありませんが、「誰に見てもらいたい動画なのか」は明確にしましょう。

希望する長さと入れる位置

OP・EDの希望時間だけでなく、動画のどこへ入れるのかも伝えます。

✓ 動画の最初にOPを入れる
✓ 見どころを先に見せてからOPを入れる
✓ 本編の最後にEDを入れる
✓ EDへYouTube終了画面を重ねる
✓ 長尺動画だけに使用する
✓ Shorts用の短縮版も制作する

長さを決めていない場合は、動画の平均的な長さや参考動画を共有し、適した秒数を相談します。

ロゴ・色・文字・参考動画

企業ロゴ、ブランドカラー、使用するフォント、表示したい文章などをまとめて渡します。

ロゴは、背景が透過されたPNGや編集に適した元データがあると、画質を保ったまま使用しやすくなります。
ブランドガイドラインがある場合は、ロゴの余白、使用できる色、変形の可否なども共有しましょう。

希望に近いOP・EDの参考動画があると、動き、テンポ、音、雰囲気を伝えやすくなります。
参考動画のどの部分が好みに合うのかも具体的に伝えることが大切です。

✓ ロゴの動きが参考になる
✓ 文字の表示方法が近い
✓ BGMや効果音の雰囲気が合う
✓ 色の使い方が好みに近い
✓ OPから本編への移り方が分かりやすい
✓ EDの終了画面が見やすい

今後も共通素材として使用するか

一度だけ使用するOP・EDなのか、今後の動画でも継続して使用するのかを伝えます。

共通素材として使用する場合は、特定の動画タイトルや公開日を固定して入れず、複数の動画で使える形にします。
シリーズ名や出演者名を変更したい場合は、差し替えが必要な部分もあらかじめ整理します。

通常版、短縮版、Shorts版など、用途ごとに複数の形式が必要かも確認しましょう。

本編とまとめて依頼するメリット

OP・EDと本編を同じ動画編集者へ依頼すると、色、フォント、音量、動き、テンポを動画全体で揃えやすくなります。

本編の内容を理解している編集者であれば、冒頭に見どころを入れる位置や、EDで紹介する関連動画も考えやすくなります。
終了画面を置くスペースも、編集の段階から確保できます。

株式会社インテックでは、撮影済みの動画や素材をもとに、YouTube動画の編集、字幕、BGM、効果音、サムネイル、注釈画像などを制作しています。
撮影動画があれば、完成した台本がない場合でも編集できます。

1クライアントにつき1人の編集担当者が継続して対応するため、過去の動画やチャンネルの雰囲気を共有しながら、統一感のある動画制作を進められます。

まとめ

YouTube動画のOP・EDは、すべての動画に必須ではありません。
動画の目的、長さ、ジャンル、視聴者に合わせて、入れるかどうかを判断することが大切です。

OPには、チャンネル名や企業名を覚えてもらい、動画やシリーズに統一感を持たせる役割があります。
EDは、関連動画、再生リスト、チャンネル登録など、動画を見終えた視聴者へ次の行動を案内するために活用できます。

一般的な長尺動画では、OPは2~5秒程度、EDは5~15秒程度が一つの目安です。
YouTubeの終了画面を使用する場合は、動画の最後の5~20秒に表示時間とスペースを確保します。

YouTube Shorts、検索回答型、速報性の高い動画、ASMR、定点作業動画などでは、独立したOP・EDを入れない方が見やすい場合があります。
ロゴを本編へ重ねる、最後の映像に終了画面を表示するなど、動画の流れを止めない方法も検討しましょう。

OP・EDを制作するときは、ロゴやブランドカラーだけでなく、BGMや画像を使用できる権利、音量差、スマートフォンでの文字サイズ、終了画面の配置も確認する必要があります。

株式会社インテックでは、企業・個人を問わず、撮影済みの素材をもとにYouTube動画の編集を行っています。
OP・EDを含めて動画全体の雰囲気を揃えたい場合や、継続して使用できる共通素材を制作したい場合は、お気軽にお問い合わせください。

MOVIE CREATION

伝わる動画を、企業の力に。

株式会社インテックでは、YouTube・SNS動画・採用動画・企業紹介動画など、
お客様の目的に合わせた動画制作を行っています。
撮影済みの素材を活用した動画編集についても、お気軽にご相談ください。